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龍の子民を諭すの巻。

2005年07月03日 02:13

大体の皆様がお感じになられたと思いますが、
今回最も風間さんのご成長が窺えたのがここからでした。
はじめ大阪で2泊せざるを得ないことが発覚した時は
愕然としたワタクシでしたが(笑)、←バカ
今となってはできることなら3泊でも4泊でもしてきたかったぐらいです。
ここのところの風間さんの演技はそれだけのものがありました。
前置きはこのぐらいにして感想行ってみます。
神親殿が倒されて「姉さん!」と出てくるところから。
その次に叫んでるのは去年も思ったのですが、
やっぱり龍の叫びのようにきこえました。
でも去年は怪獣もちょっと入ってたんだけど(笑)、
今年は龍しか思い浮かばなかったのでより龍らしくなってるように感じました。

それから神親殿に諭される場面。
風間さんのことじゃないけどここ、
神親殿はより弱々しくて哀しげな雰囲気になりましたね。
去年も哀しそうだったけどどっちかっていうと瀕死って感じが強かったので。

それでここんとこ、以前風間さんはもう唇ぷるぷる震わせて、
「今にも泣いちゃう、僕」というぐらい熱演されていたんですけど、
何かね、こればっかでほんと申し訳ないのですが(笑)、
もっと大人な哀しみ表現だったんですよ。
顔の動き自体はそこまで大袈裟じゃないんだけど、
微妙に「ぷるぷる」「ふるふる」になったというか。
(え?あんま変わってないじゃないかって?
 いやそれが変わってるんですよ。私の文章力がないだけでしてね...。)
でも切なさややりきれなさが伝わってくるんです。
お姉さんを失ってしまう哀しみだとか衝撃だけではなく、
その痛みというか苦悩というかもっと静かなんだけど痛切な感情が。

話し終わった神親殿がこときれると
(ってほんとはまだ生きてたんだということが後に分かりますが(笑))
龍の子は「哀」から対人間の「怒り」モードにチェンジ。
感情を溜め込むかのようにぐっと下を向いてわなわなしています。
ここんとこ表情一切見えなくても怒りがバンバン伝わるのがスゴイ。
そしてそれが飽和量に達した所で龍の子が剣を掲げます(やっぱりSE入り)。
そいでその後の龍の子の、

「何故だ...」

という台詞を聞いた途端、

ズガーン

ときた。鳩尾にスマッシュヒットですよ!(笑)
えええ?ちょっと、めっちゃ良くない?
まだこの一言だけだというのに
去年のあの子(龍の子)とは別物だとハッキリ分かるぐらい違うのよ。

その後の台詞も大袈裟にはならずにずっと抑え目で、
こちらにダイレクトに来るような感じではなく、
空間全体に響いてるのが胸にすっと沁みこんでくる
というかのような腹を据えた声の出し方なのです。
もう聴いているとまさに天の声だよ。

あと、叫ぶところは必要最低限にして、
それでもその叫びもそこまでガンガン押さないのね。
神としての品性や人間を下に見てる冷静さを保った叫びなんです。
これがすごく良かったと思うんですよ。というのは、
去年風間さんの演技で唯一残念に思っていた場面がここだからなんです。

以下は前回名古屋公演の時の私の感想から抜粋
(一部改めて太字にしてる箇所あり)です。

----------------------------------------------------------------------------
台詞もメリハリつけてすごく揺らしていた
(「おーまえたちは(お前たちは)」、「よーくぼうを(欲望を)」
  みたいに頭の一文字を気持ち伸ばすような言い方っていうか)
ように思うのですが、
しかしこれは個人的には「やり過ぎ」のような気がしないでもなく。
それに愚かな人間どもを怒りながらも諭しているような台詞内容なのですが、
どうも気持ち叫びすぎなのか
「叱り飛ばしている」ようにしか聞こえなかったのが残念。

すごく怒ってはいてもここではまだ龍の子は「神めいた」存在なのだから、
もっと厳かで静かな怒りの方がしっくりくるんじゃないかな、と。

ろうそくの炎の色で言ったら
赤よりも青(静かだけどより高温)のイメージっていうか。
それに、まだこの後
人間たちの闘いに感銘を受けて「赦し」を与えるシーンで
人間らしい感情を表すという見せ場がある
わけですから、
ここで早くもそれを出してしまうとそこでも
「あ、またか」って思っちゃうし。
--------------------------------------------------------------------------

ぶっちゃけ台詞は今回も揺らしてました(笑)。
でも、こないだのようなあざとい揺らし方(←おい)ではなく、
自然なところで揺らしているんですね。しかも微妙な匙加減で。
だから人間ではない人の話し方としては逆に効果的になっていると思いました。

溢れそうな怒りを抑えつつでも相手は愚かな人間だからと、
冷静に話しているんだけど見下している感は隠せない。
それでも愚かな人間の質問には仕方ないから情けをかけてやるか
という感じで優しく「そうだ」と答えてやったり。
内心に渦巻いている激しい人間的な感情に翻弄されそうになりながらも
神としての立場を守ろうとする龍の子の心持ち

とてもよく表現されていたのではないかと思いました。

そうなんです。もう今回は去年感じた問題点が
こちらが拍子抜けするぐらいアッサリと全面的に消化されていたので、
顎が外れそうなほどビックリしましたね...(笑)。
だからもう大満足ですよ!悪いことはなんにも言うことなしです。

そして、龍の子の台詞が一段落した後、
「私たちは間違っていたのでしょうか?」
「いや俺たちは間違っていない!」

というようなクラウディアと細亜羅の会話があるのですが、
これを観ている龍の子の顔ってば恐ろしいったらないです(笑)。
人を諭してた時は怒りながらも理性を保ってたけど
この時は台詞もないのに表情で

「何言ってやがるこいつら(激怒)」

と思っているのがまる分かりです。すごかったよ、ぶるぶる。
あの2人がこの顔見てたら絶対口つぐんでるよー。
少なくとも私はつぐむね...。←ヘタレ

それから怒り頂点の龍の子が、
「さあ...、人を愛することを知った愚かな2人を...、クゲにかけろ!」
と叫ぶと民衆がそれを実行に移そうとします。ここんとこの、
「さあ...」はさっきの般若の表情を見た後に聞くと心底ゾッとしました(笑)。
そして「クゲにかけろ!」の号令はカッコよかったよー(ぽやーん)。つい、
「うん、かけちゃう(はあと)」
とか言いたくなるぐらいに(笑)。←やっぱりバカ

その後クゲにかけられそうになる2人を毘子蔵が助けにやってきます。
とりあえず今回はここまでということで...。

しかし1年でここまで変わるってすごいなあ。
そればっか言ってるけど...(笑)。
風間さんはつくづくいい役者さんになってきたと思います。
もうここ、2回だけしか観てないんだけど、
それを思うとホロリとしちゃいましたよ...。

風間ファンになって、本当に良かったです。
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コメント

  1. どーも | URL | n3C3tgxw

    こんばんは、かのさん。
    す、素晴らしいの一言です。
    かのさんの文章を読みながら「そう!そう!」とうなずいては、龍の子を思い出し…(感涙)
    私、長台詞も好きなんですけど、「さあ!」とか、「何故だ…」など台詞に入る初めのその第一声に結構ツボるんです(笑)。
    ええ、本当にいい役者さんになってますね、風間さん。
    という事でトラバさせていただきます。

  2. karatsoul | URL | ONTwP2Ic

    ふぅ・・・・・・・・・。
    こんな風に素敵に成長しているんですね龍の子は・・・。
    かの様、ありがとうございました。
    彼の声が大好きな婆は、
     彼の感情を乗せ方が時々台詞にあってなくって気になっちゃう事がよくあったのですが(偉そうだけど・・・ごめんね)
    それが無いってことでしょー?
    すごい!

    どーも様>
    そうですよね。風間さんがほんとにいい役者さんになってますよね。
    彼の活躍出来る場所、もっとないでしょうかねぇ~。
    今、切実に思います。

  3. まうみ | URL | n3C3tgxw

    自分ちのコメントレスもつけずに(わーん、みんなゴメンっ)、
    ここに書き落としちゃう…なんて、龍の子の魔力のせいだわー!

    いつも素敵な龍の子分析(笑)、頭が下がりまくりです。
    素晴らしいー。
    かーちゃん(神親殿)から力もらった時の後のセリフの言い回し、
    少しだけ去年と違ってましたよねー。去年は、
    「…平穏に生かしてきたと言うのに」だったのに、
    「…平穏に、生かしてきたと言うのに」と、
    平穏に…の後に一旦間をおいてんのー。アレ、凄かった。
    あそこにたった一息入れただけで、あんなに恐ろしく
    なるんだなって思った。スゴイよねぇ。
    あと、クラちゃんじーちゃんの「間違ってたんでしょうか?」
    あたりのとこの龍ちゃん(笑)、怖いったら!
    大阪初日に観た日かな、一度だけ、口の端を上げて、
    笑ったのよ。この笑ったのでも、相当ヒ~ッ!だった。
    毎回、人間共を威圧してる様は、私も威圧して(笑)、見るたびに、
    「怖いわー」と、泣きそうになってたのでした(笑)。
    すごい人のファンになってしまいましたねー。
    嬉しいわー(笑)。あとは、いいお仕事がたくさんきますよーにっ!

  4. かの | URL | pHFgDScA

    > どーもさん

    あっ、ありがとうございます、きょ、恐縮です...。
    そうそう、第一声でグッと引き込まれますますよね。
    これもきっと声仕事の賜物なのだろうなと思うと、
    やっぱり遊戯はいいお仕事だった...としみじみしちゃいます(笑)。
    こういういろんなご経験を重ねて
    もっともっと素敵な役者さんになっていかれるといいなあ
    と切に願っておりますです、ハイ。

    トラバ、ありがとうございました!
    後ほどまたお邪魔させて頂きますね。


    > karatsoulさん

    こちらこそぐだぐだ長いのを読んで頂きまして有難うございました。
    そですね、おっしゃることは私も声フェチなのでよく分かるんですが(笑)、
    今回はそういうことはなかったです、あくまで私基準ではありますが...。
    安心して聴いていられたというか
    もっともっと聴いていたいと思うぐらいでしたので。
    うーん、ほんとに何か声仕事来ないかな...。


    > まうみさん

    そうそう、全部龍の子の魔力のせいです(笑)。←責任転嫁?

    いやもう全然分析なんてものじゃありませんから...(恐縮)。
    でもありがとうございます(ぺこり)。

    言い回しや間はちょこちょこ変えてますよね。
    ここに限らずいろんな場面で「おっ」と思うところがありました。
    「平穏に~」のところは17日はまうみさん仰る通り間があって、
    私も良かったと思いましたが楽はなかったですよね。
    あれ何で変えちゃったんだろ...?(笑)

    他に17と18の違いって言ったら、
    17は割と早口で冷静さの中に
    ほとばしる熱さが滲み出てくるような感じで台詞を言ってたけど
    18は意識してたのかだいぶゆっくりかみしめるような言い方だったような...。
    私はどちらかといえば17の方が好みでしたが、
    2日で2パターンの龍の子を観られて嬉しかったです。

    笑ったのは観られませんでしたが、
    あそこで笑ったら確かにすごいコワそうだ...(笑)。

    ほんとにこの先風間さんがいいお仕事に恵まれるといいですね。
    素敵な出会いがたくさんありますように。


  5. チキ | URL | IjUZIPhA

    読ませて頂きながら、そうか、そうなのかと、いろいろ
    想像させてもらってます。詳しい描写をして下さった
    お陰で私も観に行った気分になってしまうくらいです。
    やはりここまで成長した姿を見せてくれた風間さんは
    凄い人ですよね。

  6. かの | URL | pHFgDScA

    > チキさん

    こんなんでもフランスまで少しでも雰囲気が伝わったのならばそれは何よりです。

    いつも思うのですが風間さんって始まってすぐとかよりも
    しばらく経ってからの二次成長が著しい人だよなと思います。
    遊戯なんかもそうでしたが...。
    ご本人は「気分屋だからいろんな仕事ができると嬉しい」とか
    前に言ってらした記憶がありますけど、
    意外に長期のお仕事が向いてらっしゃるんでしょうか...(笑)。
    今回は特にそれを感じるほどの好演だったと思います。

  7. yu-mo | URL | -

    かのさん、レポお疲れさまです。レポを読んで「そうそう!」と思うのも楽しかったですが、18日しかい観ていない私は「そうか~17日と18日でも違いがあったんだ。」と驚いたりもしました。風間君の長期のお仕事での著しい成長には私も激しく同感です。長い間やっているのだから成長は当たり前のようにも思うのですがこれが結構難しいことのような気がするのですよね。風間君は比較的何でもそつなくこなすように見られ、いつもある程度は評価されるので、それで満足してしまいがちな気がするのですが、その座に甘んじずに改善していく風間君はやっぱりいいなぁと思います。遊戯王が終了したときに雑誌で「決して最後まで声優としては100点の出来ではなかったけど・・・。」というような事を言っていたときも、彼の冷静さや謙虚さに感心した記憶があります。そんな風間君だからこそずっと、ずっと応援していけるような気がするのです。長文で暑苦しいコメント失礼しました。

  8. かの | URL | pHFgDScA

    > yu-moさん

    暑苦しいなんてとんでもないです!ありがとうございます。
    ということで私も長文レス返しさせて頂きます...(笑)。

    去年名古屋公演を4日連続で観に行きましたがやっぱり毎日違う龍の子なんですよね。
    大体のところでは決まったかたちができていても、ご本人のコンディションとか気分とか、共演者さんとの呼吸だとか観客の雰囲気なんかでその場その場で変わっていくというか...。風間さんに限らず舞台に立つ役者さんは特にその辺臨機応変にやってかないといけないんだよなあと思うとため息が出ちゃいます。私は絶対無理だ...(笑)。

    そして、逆に時間が経つにつれてそれだけ頭打ちし易いからこそ私も長期のお仕事って難しいのではないかと思います。風間さんはいろんなお仕事なさってるし器用そうに見えますが実は陰で努力の人だと勝手に思っている(笑)ので、だからこそその点には強いのかもしれませんね。って、何か盲目くさいな、私のこのレス...(苦笑)。

    ということで次のお仕事カモーン。←そろそろ寂しくなってきたらしい

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まだ起きてるのかよ!風間さん関係ネット巡りをしていましたら、かのさんの龍の子論に大共感してしまい、また書いてます。本当によく観て、それを活字で残してくれているなぁ~(感心)改めて、私も風間さんファンになってよかった…と思いました。はい、いい加減寝ます!



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