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野ばらが咲いたら。

2005年08月15日 23:29

オボンヤスミッテナンデスカー?

な日々を送っています。ぜえぜえ。
ペダル漕ぎ漕ぎ会社へ向かうのですが、
人通りがだいぶ減っていて

ミンナヤスミデスカソウデスカー!

と叫びたくなります。うおーん(泣)。
これで忙しければまだいいんですけど

ヒマダッタラナインダヨ!

どうせ他のとこみんな休みで仕事ないんだから
こっちだって休みにしちゃえばいいのよムキーッ。


それはともかく。

今日は60回目の終戦記念日ですね。

先日のクラウディアの感想で、
本当は仲良くできる者同士が何故争わなければならないのか
というようなことを書いたのですが、
こういう話題で思い出すお話が1つあります。

小川未明さんの『野ばら』という童話です。

大きい国とそれより少し小さい国があって、
その国境には野ばらが茂っていました。
そしてそれぞれの国から1人ずつ兵士が派遣されました。
大きい国の方は老人で小さい国の方は青年です。
ふたつの国の間はいたって平和で、最初はぎこちなかったふたりも
段々仲良くなって一緒に将棋を打ったりするようになるのですが、
時が経って、ふたつの国の間に戦争が起こります。

ネタバレになってしまうのであらすじはここまでしか書きませんが、
お互いがお互いを思う心のうつくしさ。
大切な人がいなくなってしまった、むなしさ。

というのが、しずかにしずかに伝わってきます。

これ、小学校の時の教科書に載っていたのが出会いでしたが、
読み終わった後、あまりの切なさに茫然として、
胸がぎゅーっとしめつけられるようで、
大人になってからも忘れられなくて、文庫本で買いました。
新潮文庫の小川未明童話集の2番目に載っています。
夏の100冊にも確か選ばれていたような。

今でも戦争や争いが起こっている場所は世界にたくさんあるし、
そういう所では現実にはこの物語よりも
もっとずっと哀しくて残酷なことがたくさん起こっている。

人間って、どうしても争いをやめられないいきものなんでしょうか。
そんなことはないと思いたいのだけれど。

世界中が平和になる日が、いつか必ずやってきますように。

そう祈らずにはいられません。
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コメント

  1. yu-mo | URL | -

    お仕事お疲れ様です(笑)。
    「野バラ」私も読んで見たい!!小川未明さんてひとつも読んだ事ないけど・・・、「人間失格」まだ読んでないけど・・・。
    今までの歴史の中で多くの貴重な命が犠牲になってしまったけど、その犠牲を決して無駄にはしてはならないと思います。それが、今平和に暮らす事のできている私達の義務のような気がするのです。

  2. まうみ | URL | n3C3tgxw

    おつかれさまですっ。
    「野ばら」・・タイトル聞いたことあるんだけど、読んでない・・。
    ぜし、読んでみますっ。
    「争わなきゃ生きてはいけないおろかな生き物」…クラウディアでもありましたが、
    そうではないと思いたいけど、こーやってる間にも、世界のどこかで
    争いあっている…現実はそうだけど、少し(1つ)でも争いの無くなる時が、
    世界中でありますように。

  3. イチ | URL | Mom3fmKk

    小川未明と言えば、赤い蝋燭と人魚!なアタクシです
    赤と黒の挿絵のイメージが頭から離れません(実際は教科書なので
    絵も無かったかもだし、あってもカラーじゃないけど)

    そんなお話もあるんですねー。ふむふむ探してみたいかも。
    あと衝撃的な国語の教科書掲載のお話は「夏の葬列」だったかな。
    これも話より絵のイメージで覚えてる…
    すべて私映像で記憶してるらしい、この頃のお話って。

    こう言ってはアレかもしれないけど、決して争いは無くならない気がします。
    クラウディアじゃないけど、「生きる」という本能以外の欲を持っているのが
    人間だから。
    そしてその「欲」があることで、文化が栄え科学が反映し、幸せに生きることも
    可能になったと思うのです。でもその「欲」のコントロールが出来な区なった時に
    争いごとが起きるのかと。でも、それをなくそうと努力し続けることは
    「知恵」を持った人間には出来る筈だと思います。
    唯一「人」は「想像力」を持って産まれてきてる存在ですから!

  4. ちふ | URL | -

    私も小川未明さん好きです!
    イチさんと同様、赤い蝋燭と人魚がおきにいりでして、
    最近文庫を買ったばかりです。(タイムリー)
    その中に野ばらがあって、久しぶりに読みました。
    童話仕立ての淡々とした流れが、逆に戦争の悲しさを引き立たせて
    とてもこころに響きますよね。

    想像力といえば・・・
    わたくし、フライパンを洗うときにフライパンの余熱からできる熱湯で、火傷しそうになることが多いのです。(バカ)
    何故かこの時期にコレをやると、空襲の時熱湯になった川で死んだヒトの話を思い出しちゃうんですよ。
    こういうことでしか戦争を身近に感じられないのは、なんだかマヌケな気もしますが、
    日常の中で戦争に対する「想像力」をかきたてることが、平和を続ける秘訣なのかな~と考えてます。

  5. かの | URL | pHFgDScA

    > yu-moさん

    ありがとうございます!でも疲れは疲れでもヒマ疲れなので...(笑)。

    『人間失格』は長くてヘビーなのでとっつきにくいかもですが、こちらは短編集の中の1篇で5Pなのですぐ読めますよ~。どっぷり浸かって読む長編も好きですが、さらっと読めるのに何かしらが残る気がする短編って好きなんですよね...。

    犠牲を無駄にしないこと。具体的にどういうことだろうと考えると難しいことだなあと思います。自分にできることといったら、過去のそういった事実をけして忘れないことと、同じ過ちを繰り返さないよう心に刻んで生きること、ということぐらいしか思いつかなかったりで...。うーん...、むずかしいです...。


    > まうみさん

    機会がありましたら、ぜひ(笑)。

    争いは、そうですね。
    どうしても、そういうふうに願わずにはいられません...。

  6. かの | URL | pHFgDScA

    > イチさん

    『赤いろうそくと人魚』、イチさんは教科書からでしたか。私はこの文庫本で読んだのが初でしたが、ロマンチックで哀しくてそして少し怖いお話ですよね。じいさんとばあさんなんて見ると人の心ってそんなにコロッと変わるのかって怖かったなあ...。そして『夏の葬列』は確かに衝撃的でした...。これちょうど中3の教科書だったんですけど、他にも『蝿』ってのが載っててこれもかなり救いがない話だったので、「受験ノイローゼにでもしたいのかキミたちは...(震える拳)」と思った記憶が(笑)。映像イメージで覚えてる、かあ...。ちょっと分かるような気が。教科書って結構印象的な光景の話も多いかなと思います。『スイミー』とか(笑)。

    争いに関しては...、いえ、私もそう思います。人間はいろんな意味での「欲」があるからこそ生きていけるいきものだからというのも仰る通りだと思いますし、人それぞれ「価値観」というものも違いますからね。「自分や人の命」よりも「主義主張や信念を通すこと」の方が重いという人たちだって世界中にいらっしゃるわけですから。だからなくなるということはないのだろうけれどそれだからこそずっと願わずにはいられないですし、やはりせっかく授かった「知恵」と「想像力」で人間は努力し続けていくべきものなんでしょうね。しかし、イチさんコメントの下3行が、どうにもカッコよくて参りました。何か目の前がぱっと開ける感じしましたもん...(笑)。


    > ちふさん

    あら。『赤いろうそくと人魚』好きな方は多いんだなあ。やっぱり短編集でも表題作なぐらいですからね...。『野ばら』は、そうなんです、あの淡々とした語りが効いてくるんですよ、後になる程。

    日常の中での想像力。そうですね、実際に体験したわけではないから、想像でそれを補うよりないわけで。そうはいっても事実は私たちの想像をはるかに凌駕してるということも分かってはいるのですが、これの何十倍も何百倍も凄かったのだなとその痛みを「感じる」ということに少しでも近づこうとする努力は必要なのだと私も思います。

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[日常]「野ばら」を読んで

先日「teaspoon(かのさん)」の日記(http://kazakanonpache.blog3.fc2.com/blog-entry-290.html)で知った、小川未明さんの童話「野ばら」を読んだ。 ずっと本屋さんで探していたのに、上手く見つけられずにいて、ようやくみつけた時は思わず「あったぁ、あった。これこれ



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