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いい加減目覚めなさい。

2005年09月26日 23:51

いろんなニュースがあったりで
結局1週間以上経っちゃいましたが...(苦笑)。
先日最終回を迎えた女王の教室の感想を。
うわー、この人もうすっかりトリコじゃん。
と思われそうなぐらいの感想ですが、
それでもよろしければどうぞ...(笑)。
どうもYahooニュースによると
最終回だけ視聴率が25.3%に跳ね上がったそうで(笑)、
最後だけ気になってご覧になった方(途中脱落者含む)が多かったようですが、
正直それだとあんまり最終回の良さは分からないんじゃないかと個人的には思います。
真ん中辺りのツライ回あってこそのあのラストですから。

でも始まった頃はとんでもないバッドエンドで終わったらどうしよう
とか思ってましたがこないだの最終回は、
第1話からずっと観続けててほんとに良かったと思える終わり方でした。
予定調和でしたけど変に奇をてらうより
ずっとあの作品にふさわしい結末だったと思います。

最終回自体の内容としては、
マヤの最後の授業や
マヤが自分のPCから児童1人1人のデータを消して行くところ、
卒業式会場外のマヤと教頭先生とのやり取り、
6年3組とマヤとの別れのシーン(卒業制作の木版にマヤがいたのに泣いた)、
などの見せ場も大変良かったのですが。
やっぱりラストですね。マヤのあの笑顔。

それに成長した和美を見てるとじーんとしちゃう(笑)。
登校途中に会う犬相手にはドラマの最初の方では逃げてたのに、
前回で逆に威嚇して追っ払って勝利し(笑)、
今回ではそれも超越してちゃんと仲良くなってるんですよね。
マヤという壁、そして弱かった自分自身をも乗り越えた和美を
よく表していたエピソードだったなと思います。
それに鞄の中には由介からもらったタタッキーがちゃんと入ってて...。

小学生の恋物語としてはあのラストで良かったと思いますよ。
爽やかで可愛くってさ。あーいうの観るとホッとします(笑)。
ちなみに馬場ちゃんと進藤さんが
「早く和美ちゃんに告白しちゃいなよ!」とか
由介をけしかけるシーンもすんごい好きです。
カワイ過ぎるよあの子たち~(笑)。←骨抜き

変わったのは児童だけでなく先生もそうで並木先生はラストで、
いつものフォーマルなんだかカジュアルなんだか
どっちつかずの服装からちゃんとしたスーツ姿になりましたしね。
単に服装だけじゃんと言われたらそれまでですがきっとあれで、
教師に成りたての頃の情熱を忘れて曖昧で無難な道を歩んでいた彼が
マヤと出会ったことによってもう1度頑張ってみようと決意した
ってことを表しているんだと感じました。
マヤが去った職員室であの我関せずだった並木先生が
マヤをかばい自分たちの非を認めて
子供たちのことを本当に想った発言をしたことが
その答えを示しているのではないでしょうか。
最初はどうしてこんな印象薄い役に内藤さん?と不思議でしたが、
内藤さんも、そして校長役の泉谷さん、教頭役の半海さん、天童先生役の原さんも、
今となってはやっぱり適材適所だったんだなあと思います。

マヤに関しては、全部観終わって彼女の真意が分かっても、
やっぱり全面的には同意しかねる部分もありました。
児童の暗い家庭環境を暴露したり、
わざわざ児童の1人が必然的にいじめられるような状況に追いこんだり
というのは、やはりやり過ぎだと思う。
あれを実際に誰か教師がやったら大問題でしょう。

病室で並木先生に「素晴らしい教師」と言われたマヤが、

自分のことを素晴らしい教師だと思ったことなんて1度もないし、
『素晴らしい教師』というのがどういうものなのかも
ほんとはいまだによく分からないのだ


と答えていましたが、
マヤもやっぱり自分のやり方が今のところの最善だとは思っていても、
完全に正しいどうかは自信がないところもあるんでしょうね。
並木先生に「教師が揺らいでどうするんですか!」って言ってたのも、
自分に向かって言ってるってところもあったんだろうなあ。
児童の前では尚更そんなとこ見せちゃいけないと思っているから彼らの前では
「自分のやり方が間違ってるなんて思ったことはない」
と言いきっていましたけど...。
マヤがほんとは自信満々教師でなくて個人的にはそこが良かったなと。

ただ確かにマヤの教育方針は疑問が残るところもあるのですが、
自分の寝食の時間も惜しんで、
児童1人1人の詳細なデータをまとめたり行動を見守ったり、
児童を守るための護身術やら救急法をマスターしていたりというのは、
教師としてものすごい情熱だとは思うんですね。
子供に対してよっぽどの愛情やそれ相応の覚悟がなければできないことですし。
以前マヤが天童先生に
「愛することと甘やかすことは違います」と言う台詞がありましたが、
あれは誰よりも自分のクラスの子供たちを愛している
という自負があったんだろうなあ...。

天童先生と言えば最終回ラスト近くで
ちょっとマヤ化してましたけどあれはどうかと思いました(笑)。
マヤはいろんな経験をしてかなり捨て身の覚悟であれをやっていたんですし。
天童先生本人ももちろんそれなりに覚悟があるんでしょうが、
やっぱりちょっと心配ですよね。校長先生もすごい心配そうだったし(笑)。
この辺りはひょっとして「安易に真似するなよ」という
制作陣の全国の先生への警告だったりするかもしれませんね(笑)。

それはともかく。
もちろんマヤみたいなことしてたら過労で倒れるのは当然だし、
そんな時間があるわけもないし生活が成り立たなくなってしまうから
本当にこんなことする人はいないでしょうね(笑)。
まあ、その辺はドラマですから。

ただ、実際がどうかということではなくて、
そこまでの想いを持って子供に接している大人って
教師とかに限らず果たしてどのぐらいいるんだろうか、
子供相手になあなあにしてることがたくさんあるけど、
彼らのためには将来的に本当にそれでいいのか?
という制作陣の疑念というか問題提起しようという姿勢が、
このドラマの素晴らしかったところなのではないかと思います。

その中でも特に評価したいのがずばり脚本です。
やっぱりドラマは脚本が大事だなと(笑)。
もちろん監督とか演出とかその他スタッフさんのお仕事とか
役者さんの演技とかだって絶対に大事ですけど、
その全てのベースになるものですから。
脚本が面白くないドラマってたとえ好みの役者さんが出てても、
あんまり観ようと思いませんもん。飽きちゃって。

でも今回の遊川さんは導入部分は文句なしだし、
締めたり緩めたりの加減が絶妙でした。
最近最終回で広げた風呂敷をまとめきれない脚本が多い中で、
全部じゃないけど伏線もほぼ回収して綺麗にまとめた手腕は見事かと。

何より素晴らしいのは登場人物に対して、
「どうしてこの人はこうなんだろう」という興味を
こちらが抱かずにはいられないような描き方をしているところですね。
マヤはどうして子供たちにこんなに辛く当たるのか。
マヤにはどんな過去があったのか。
和美はどうしていつも明るくふるまっていたのか。
進藤さんはどうしていつもあんなにクールだったのか。
馬場ちゃんや恵里花はどうしてあんなことをしちゃったのか。
みんなにはみんなのそれなりの事情や理由がある。
だからどうしてもこのドラマの世界に引き込まれてしまうんです。

ということで、このドラマが今期話題をさらったのはやはり、
視聴者に訴えたいメッセージというものをしっかりと持っていた制作陣と、
それに見事に応えた脚本の勝利だという気がしてなりません。

遊川さんの脚本は近頃のはそんなに好きというものはなかったのですが。
昔は『オヨビでない奴』が好きだったな...(笑)。
主演の高橋良明くんも大好きだったので事故で亡くなった時は激しく落ち込みました(涙)。
この時の高橋くんの役名が「遊介」だったんですが
(ちなみに名字は「風間」だったりする(笑)。)
今回のヒロイン和美の支えとなった彼の名前も「由介」で
同じ「ユースケ」だったのには、ちょっとしんみりしましたね。
まあそれはともかく、ベテランさんの底力のようなものを感じました。今後も期待です。

そして何といっても
主役の阿久津真矢を演じられた天海祐希さん。
素晴らしかったです。
彼女以外のマヤはもう考えられませんよ!
プロデューサーが「このドラマは天海さんありきの企画です」
と言ってたのがよーく分かりました。

マヤが只の鬼教師なのか何か他に真意があるのか
というのが第1話からの視聴者の最も興味あるところだったと思うのですが、
あまり早い段階からそれを明かすわけにはいかないので、
その辺りは毎回すごく微妙なお芝居が要求されていたはずで、
実際そこんとこの表情の匙加減が絶妙でいらっしゃいました。
最終回まで観てからまた初期の方をよく観るとやっぱり、
時々優しい顔をされてるんですよね。本当にうっすらとですが。

最終回は子役の皆さんが号泣しながら
自分に向かって気持ちを訴えてくる場面があるのに、
マヤは表情を崩してはいけない役だったので、
さぞ大変でいらしたはずなのですが、
(って何かのドラマでの誰かさんの役みたいな気もしたり(笑)。)
でもしっかりこらえていらっしゃいましたね。
私だったら絶対無理です。間違いなく涙腺大崩壊(笑)。

で、素晴らしかったのが、
何といっても最後の笑顔!
私はここだけで10回以上は巻戻して観ました...。
あれ去っていく和美の後ろ姿に口パクで何か言ってるのは、
「ありがとう」なのかなあ。そうとしか見えなかったのですが。
その後ほんとに嬉しそうにじっと和美を見つめてから、
実にオトコマエな笑顔になって自分も去っていく。
「もうあの子ったらあんなに素敵に成長してくれちゃって...!(フッ)」みたいな(笑)。

和美に「先生、アロハ(=先生さようなら、大好きです)!」って言われたのも、
自分が嫌われる覚悟で貫いたやり方だったのに
それが児童に認められたということだけでなく、
児童に1人の人間として人格を認められ愛されたことが、
マヤにはすっごい嬉しかったんじゃないかな
と勝手に思いました(笑)。
ああ、あの笑顔、走り去ってった和美にもぜひ見せてあげたかったよ...。

うーん、でも天海さんがここまでの技量を持った女優さんだったとは!
『ラストプレゼント』も『離婚弁護士』もちょっと観てたし、
そちらの天海さんも好きではあったんですけど今回でガツンとやられました(笑)。

マヤという役について言えば、
彼女があんなに他の登場人物に影響を与えられたのは
ザ・ブックという解説本からするときっと、
彼女がこれまでの人生の中で彼らが経験しているようなことを
あらかた先に経験して乗り越えてきたからこそ
すごく彼らのことを理解できたから
なんでしょうね。

というような、かなり難しい役柄を
キッチリ見事に演じきった天海さんにもうすっかり脱帽です。
今度フジで越路吹雪さんを演じられるようですが大期待してます。

そして子役の皆さん。スゴかった...(笑)。
このドラマが演技としては初めてという子がいたなんて
信じられないぐらいに皆さん入りこんでました。
金八5を観てた時も生徒役の教室での集団演技が良かったから
引きこまれたんですけどこのぐらいの年からここまでの完成度とは...。
みんなスゴかったんだけど、
でもやっぱり和美役の志田さんが素晴らしかったですね。カワイイ。←そこかよ。

何より6年3組の希望の光であり、
あのマヤさえ隠れファンにさせてしまう(絶対そうだと思う(笑))、
明るさ、強さ、優しさ、素直さを持つ「神田和美」を表現できたのは
彼女だったからこそだと思います。
こちらもとりあえず今度放送されるNHKの『ハルとナツ』は絶対観ます。
翼くんも出るそうですし(笑)。

あとね、音楽がめっちゃ好みでした~。
女王の世界観にピッタリな上に1度聴いたら耳から離れない(笑)。
サントラもしっかり買っちゃいましたけど、
できたら発売日を1週間遅らせてでも
最終回終盤でのフルートの『仰げば尊し』を入れて欲しかったです。

あの曲で昇天しそうだったのに(笑)、どうして入ってないんだー(涙)。

ってことで、私としてはめちゃめちゃハマったドラマでした。
この3ヶ月間、土曜日が来るのが楽しみで仕方なかったですよ。
今期は結果的に『電車男』、『女系家族』、
そしてこの『女王の教室』の3本が私の中で残りまして、
他2本も面白かったんですが女王は「今期」というよりかは
私的には「この5年間」で最も興味深く観ることのできたドラマでした。
DVDが出たら買おうと思ったのは『金八5』以来ですもん...(笑)。

謎も多く残っているし続編はぜひ観たい気持ちでおりますが、
今回のこの最終回でかなり綺麗に終わったので、
ここでやめておいた方がよいのかもとも思ったり、
だいぶ複雑な心境でもあったりします(笑)。
でもやっぱりまたマヤが観てみたいし
この制作陣なら大丈夫だと信じたい気持ちもあるので、
続編、やって欲しいと敢えて言っておくことにします。

でもそれはもうちょい先のこととして、
スタッフ・キャストの皆さん、3ヶ月間本当にお疲れ様でした。
そして楽しい時間を、有難うございました。
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コメント

  1. yu-mo | URL | -

    「女王の教室・最終回」の感想面白く読ませていただきました!!
    私はドラマ開始当初は全く興味が持てず、かのさん、まうみさんの日記がきっかけで、第4回頃から見始めたのですが、ドラマの中からスタッフや出演者の気迫のようなものを感じ、ぐいぐいと引き込まれ、気がつくと夢中になって見ていました。
    最近のドラマは、3ヶ月で1クールということもあってか、視聴率を一気にとることに必死で煮詰めたり、丁寧に作る事もままならないまま終わってしまう事が多いように思っていたので、今回の「女王」のように、心をこめて作られた作品はものすごく好感が持てます。製作者側のその思いに、視聴者がじわじわと引きつけられて、結果的に高視聴率が上がった事には、何だか正義が勝ったような気がして嬉しかったです。
    天海さんの演技、すごかったですよね。私は例の子役の子達が号泣して、マヤは表情を崩せないシーンで、天海さんが一瞬ごくっと何か飲み込むようにのどが動いたのを見て、だーーーっと涙が出ました。多分、泣くのを必死に堪えられたんではないかなと・・。
    あと、生徒役の子達の集団の演技も本当に良かったですよね。教室のシーンではどの子も自分の役の子供だったらこういう表情をしてるだろうなというのが分かって演じてるように見られました。これは子役の子達の努力もしかりですが、きっと演出家の方々の妥協を許さない指導が大きかったような気がします。
    ストーリー的には、やはり誇張してる部分もあって私も全て受け入れられたわけではありませんが(私の友人の間でも「あれを見た子供達が誤解しないか心配」という意見もあって賛否両論だった)、あくまでもドラマとしては十二分に考え、楽しむ事ができて良いドラマだったと思います。
    自分の日記でもないのに長々と語ってしまってすみませんでした。
    さぁ、明日は「笑コラ」だぁ!

  2. まうみ | URL | n3C3tgxw

    「いい加減目覚めなさい」って言葉は、実は世の大人に向けて発した
    言葉だったかな、と今更思ったり…。
    全体的なバランスとして、総合的に良いドラマだったのではないかな、と
    思いました。やりすぎてるとこも多少はあったけど、子供達が頑張れたのも、
    天海さんという芯にいらっしゃる方の、ゆるぎない姿勢が、
    子供達に伝わった…のかなぁ?と思ったりして。
    「あおげばとうとし」とラストの和美ちゃんの背中に向けられた笑顔で、
    私も号泣です。
    進藤さん達の由介をからかうところとか、めっちゃ可愛かったですね!

    そだね~、マヤが教師として復活すると同時くらいに、続編があっても
    いいかもー。今は天海さんじゃないけど、「もっ回はいいや」(笑)
    私も1回目は見逃してしまいましたが(笑)、友達やかのさんの推薦で見れて
    幸せでした。ありがとうございましたぁ。

  3. かの | URL | pHFgDScA

    > yu-moさん

    うーん、自分がドラマから遠ざかっていたせいか今期まではあまり記憶に残る作品って確かにないですね近頃は。もちろん観てなくて知らない名作ってのがあるのかもしれませんけど(笑)。1クール前って何やってたっけ?と思うことが多いというか(それはあんたの記憶力がないだけだよ)。そういう中でこういうかなり難しいテーマを敢えて選んで視聴者にメッセージを送ったという点をぜひ評価したいと思いました。並木先生の台詞に「私のような先生は子供たちの記憶には残らないだろうけど阿久津先生は確実に彼らの記憶に残りますよ」というものがありましたがあんな感じかも(笑)。

    マヤのやったことあの通りにやってみろということではなく、あれを観てどう感じるかを考えるキッカケになったということがね。素晴らしかったです。

    明日、いよいよですね~。
    あーもう落ち着きません(笑)。


    > まうみさん

    ですね。子供たちにというよりむしろ大人に喝!っていう感じ(笑)。子供のほうがそういうことに「目覚める」のは意外に早いんでしょうね、ドラマでも子供たちの方が「親」や「先生たち」や「教育委員会の人」(笑)より早かったですし。

    始まる前は正直天海さんが子役の皆さんの中であそこまで「芯」となれる女優さんだとは思っていませんでしたから(そういうのって武田さんぐらいの域でないとって気がしてたので...、金八病(笑))嬉しい誤算でした。これもきっと天海さんが初めから制作側の意図や脚本をよく汲み取って「阿久津真矢」という人物を演じる上での確固とした指針をお持ちだったからなんでしょうね。いや、惚れました、相当(笑)。
    その台詞は...、まうみさんもあれご覧になったんですね(笑)。天海さんが子役の皆さんに卒業証書渡してて泣けました。しかもBGMがカノンでより泣けた(笑)。
    いえいえそんな恐縮です、私もたまたまでしたので幸運でした。そういえば金八5もたまたま観たのが始まりだったんだよなあ...(遠い目)。

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